廃校・団地など。ストック活用の可能性
最近の日経新聞で、団地の分割活用が棟ごとに出来るようになったと載っていた。今まで団地を活用するのには土地の売買も含めて、ディブロッパーに引き渡すにも、団地の認定区分を見直す必要があり、団地の全体の承認が必要だった。要するに、一括建て替えをするために、全員から同意を得なければならないということだ。
だがこれが、棟ごとに売買が行えるようになり、立て替えや分譲も容易になるとのこと。分譲マンション用地と団地は土地の区分が違うのだ。これによりマンションでのリノベーションや保育施設の誘致が行うことが比較的に容易になるという。
こういう考え方をストック活用という。今日WBSでやっていたけど、廃校を地域のハブとして宿泊施設としてリノベーションする取り組みが最近広がっている。例えば千葉金田では、週末だけクリエーターが創作に使うクリエーターハブを作ったり、鋸南市は、高速をおりてすぐのところに保田小学校というところで、小学校をコンセプトにそっくりそのまま宿泊施設として解放する。
なるほど。既存のアセットをいかに再利用するか、という時には常にデザインが非常に大事なファクターとなる。MUJIがURと提携して団地をリノベーションに取り組んでいるように、利用者が最も心地よく使える提供価値を空間に表現してあげる必要がある。