OldLionの備忘録

年老いたライオンは錆びない。狩りを続け、振る舞いは日々深みを増していく。 いつまでも自分を忘れず、狩りを忘れぬライオンでありたい。 そんなライオンになるための日進月歩。

TikTokについての賛否両論

TikTokについての考察記事が面白かったので、備忘録として。
 
- グリコポッキーの動画では1キャンペーンで23900の動画が上がり、恐らく過去最高。とりあえず一般の人が自分でやってみる系メディアとして圧倒的に定着。
- TiktokはN:Nのお祭りメディア。テレビは1:Nのお祭りメディア
- 視覚から入る情報量IPT(Information per Time)はテレビよりYoutube,TikTokとどんどん増えている。これはTwitterがテキスト、Instagramが写真のメディアの後に現れる動画時代の必然のメディア。
- Twitterは「修羅の国TikTokは「リア充の逆襲」
 
情報量に関する考察は的を射ていて、今までテキストや写真では適切に写し出せなかった表現が、動画によりカバー出来るようになったというのはその通り。
だけど、それだけではないと思っていて、多分、TikTokは人間がブラウジングで一瞬で処理できる情報のリズムを変えたんだな、と思う。
TwitterもInstaもFacebookも、流れていくいわゆるフロー的な情報で、それは一定のリズムを持って流していく作業だと思う。その流していくリズムを動画メディアに持たせるためには、短い動画とテンポの良いリズムが必要なんだろうなと思っていて。なので、完全にどっぷり画面に張り付くTVやYoutubeとは全然違うリズムが流れている。フローメディアというジャンルはネット特有の現象だと思っていいと思う。
 
だけど、コンテンツ作成のハードルが上がったはずなのに、「リア充」によってコンテンツ作成欲が強く保たれ、メディアとして成り立っているのは非常に面白い現象だとは思う。今後いろんなリズムやコンテンツに特化した動画プラットフォームが出てきても、この作成工数とグロースのバランスを保てるメディアはもう出てこないんじゃないかな?とか思っていたり。
後、リア充しか動画を流さないという仮定が正しいのだとすれば、コンテンツが徐々に定型化していって、だんだん視聴するユーザーも固定化されていくんじゃないかな。前回のコミュニティの記事ではないけど、同心円的なコミュニティーはいずれ衰退していく、という意味ではこのメディアはFBやTwitterやInstaなどの入退室が自由なメディアとは異色で、一時のブームになる可能性が非常に高いんじゃないかなと同時に思ったりする。いや、リア充って飽き性だからさ。
 
なぁーんて、Tiktokについては半分半分の気持ちがあるなぁと正直思ったりする。