OldLionの備忘録

年老いたライオンは錆びない。狩りを続け、振る舞いは日々深みを増していく。 いつまでも自分を忘れず、狩りを忘れぬライオンでありたい。 そんなライオンになるための日進月歩。

秀島史香著「いい空気を一瞬で作る42の法則」を読んで

どうやったら他人とずっと会話を続けられるか、雑談を楽しむことができるか、というのがずっと自分の課題というか、苦手意識だった。なぜか分からないけど相手の話しを聞いていると、興味の有る無しが素直に顔に出てしまって、そりゃ相手のパーソナルな話を聞いてないのだから、話されなくもなるし、自分も話したら迷惑かなと思うようになってしまう。でもそれが他人との関係のきっかけになるんだよなーってことは理解していて羨ましく思ったりしていた。

この本で秀島さんは、ラジオDJとして積み重ねてきたいろんな「努力」を紹介されている。例えば以下の文章。

雑談上手とは、・・・「トホホ」経験を大事な時にパッと思い出せるかどうかなのです。・・・そんな時は手近な紙の切れ端にパパッとメモ。

 

グループでの会話は大皿料理のようなもの。・・・スタンドプレイに走るのではなく、その余力を他の人たちに回してみましょう。

 

「キャラが強い」人たちは「こう見せたい」自分を人にアピールするのが得意なのです。

自分のキャラと似合わないことをやっても、結局苦しいだけだったりする。例えば落ち着いて気の利いた一言を言う「キャラ」を演出したいなら、そう言う自分が無理がないか、その役割を演じたいかまず自分に確認してみたほうがいいかも。

そう言う意味で、今まで自分は相手に「自分はつまらないやつ」と思われたくなくて、あえて会話しない、と言う選択をしてきたな、と。でも本当は自分の面白い話をきっかけにして話を広げていきたい、とか思っている。会話をしようと思わないから、聞いた時に適切な返しができなくて、また黙ってしまったり。

だから、秀島さんがやっているように、自分が身の回りで面白いと感じたことを、自分の言葉でメモできるようにしていこう。それと、誰かと話をする前提で、ツッコミやボケのストックも地道にストックしていきたい。普段の読書日記とは違って、本当に日記みたいな感じで、「相手が心地よく受け入れられる」トホホやピカイチの返しとかを残していきたいなと思ったりする。最初はなれないだろうけど、ある都度。

コミュニケーションはトライアルアンドエラー。自分は最終的には、「とりあえず前向きで話しかけやすいやつ」(今の自分と真逆)と「見識深いやつ」の双方を追っていきたいな。迷ったらやってみよう、コミュニケーション。