市谷聡啓「カイゼン・ジャーニー」を読んで
この本でも沢山のノウハウが詰まっていたが、備忘録として、印象に残った点を3つだけ書いておく。
- ユーザーストーリーマッピングとバリューストリーミングマッピング
製品開発の根拠探す、すなわち何が課題かを振り返る場所が必要な時、2つの観点から探れることが良さそう。それは完璧にユーザーの課題をジャーニーに沿ってまとめた前者のフレームワークと、価値実現するための内側での対応プロセスを書いた後者である。特に後者では本当に価値を届けるためにどこがスタックポイントになるかを書いていく。
https://www.edrawsoft.com/jp/value-stream-map-introduction.html
- インセプションデッキの課題粒度
10の質問に答えることで、その開発課題の「なぜ」「何」「どうやって」が一覧可視化される。だけど、このインセプションデッキにどの課題を持ってくるかは、かなりバラバラ。この粒度を揃えないと、開発側に同じ強さのパスが出せない。
https://www.slideshare.net/rootmoon/agile-samurai
- チームで役割が曖昧・・・ドラッガー式チームビルディング
以下を参照。チームでお互いの強み弱みを把握しながら適切なタスクをアサインするので、チームが発足してすぐくらいでやっても良い
https://tech.pepabo.com/2017/07/07/the-drucker-exercise/
スプリントの回し方や、アジャイル・カンバンなど、今まであまり勉強しきれてなかったポイントを、現場の課題に沿って理解出来て非常にいい本だった。